岩手・盛岡 一泊二日の旅
朝7時21分、大宮発のはやぶさに乗れば、9時10分には盛岡に着く。 レンタカーを借りて東へ走ること1時間半。辿り着くのは、 日本三大鍾乳洞のひとつ——龍泉洞。 「ドラゴンブルー」と呼ばれる神秘的な地底湖の色は、 深さ98mの水底まで透き通って見える。 夜は温泉旅館でゆっくりと。翌日は三陸の絶景、浄土ヶ浜へ。
東北新幹線の主要駅、盛岡。駅周辺でレンタカーを借りたら、 いよいよ岩手の大地へ。国道455号線を東へ走ると、 山と清流の景色が広がり、都市の喧騒が遠ざかっていく。 旅の終わりには冷麺やじゃじゃ麺で盛岡の味も堪能したい。
国指定天然記念物にして、日本三大鍾乳洞のひとつ。 洞内には7つの地底湖があり、第三地底湖の深さは実に98m。 「ドラゴンブルー」と称される透明な青は、 何十メートルもの深さをただ見透かしてしまう。 洞内の気温は年間を通じて11〜12℃。 息を飲む神秘の空間が、地中に広がっている。
龍泉洞から徒歩1分。岩泉の清流に抱かれた温泉旅館。 弱アルカリ性の泉質は肌に優しく、 備長炭400kgを沈めた「炭風呂」は遠赤外線効果で 体の芯から温める。地元岩手の食材を使った夕食と、 静かな夜の温泉で、旅の疲れを癒して。
「さながら極楽浄土のごとし」と称される、 三陸を代表する景勝地。約5,200万年前に形成された 白い流紋岩の奇岩が林立し、群青の太平洋と 深緑の松が織りなすコントラストは息を飲む。 遊覧船に乗れば、さらに別の絶景が広がる。
鍾乳洞の奥深くに響く水音。温泉の湯気が漂う夜。 朝霧に包まれた山々を抜け、三陸の海岸線へ向かう。 岩手が持つ自然の多様性は、一泊二日でも 十分すぎるほど心を満たしてくれる。 都会の時間軸とは違う速さで、この旅は流れていく。